日本プロ野球誕生の地を訪ねる 鳴海球場跡

鳴海球場,日本プロ野球誕生の地,名鉄自動車学校,昭和の野球場,ルー・ゲーリック,ベーブ・ルース,日米野球野球,日本代表,YAKYUJO.com今回は先日管理人が実家のある名古屋に帰省したおりに
日本プロ野球誕生の地、鳴海球場跡(現:名鉄自動車学校)を
訪ねてきましたのでそのレポートを交えてお話させていただきます。
まずは鳴海球場についての概要を現地にあった紹介ボードから、

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すごい名前が出てきました。鳴海球場の歴史のスタートは
1927年(昭和2年)で、オープンから4年後の1931年には
ルー・ゲーリック率いる全米選抜が慶応選抜と、1934年には
ベーブ・ルースが率いる同チームが全日本選抜との試合を
行っているという大変に歴史のある野球場なんですね。
そしてさらにそこから2年後の 1936年(昭和11年)2月5日、
日本職業野球連盟(後の日本野球連盟)が発足、4日後の2月9日には
金鯱軍対巨人軍の試合がこの野球場で行われ、これが日本プロ野球
としての初めての試合となったわけです。
いやービッグです、かなりビッグな存在です。
このようにすごい場所を今まで訪れていなかった自分が恥ずかしい
くらいです(実家のすぐ近所なのに・・・)。

そして鳴海球場のビッグなところは歴史だけでなく実際の大きさも
ビッグなんです。東の神宮、西の甲子園に負けない立派な野球場を
名古屋にという想いから建設された鳴海球場のサイズは実に中堅132m、
両翼106mというとてつもなく大きいもの 。これは現代の日本の野球場と
比較してもかなりの大きさで、実際に明治神宮野球場
阪神甲子園球場ともに2012年時のサイズ)が中にほぼスッポリ
入ってしまうほど。

鳴海球場(1949年)の大きさを現代の野球場と比較する

鳴海球場,日本プロ野球誕生の地,名鉄自動車学校,昭和の野球場,金鯱軍,東京セネタース,中日ドラゴンズ,本拠地,野球日本代表,YAKYUJO.com今回のイラストについては作成にあたっての情報がとても少なく
国土地理院の「国土変遷アーカイブ」や沢柳政義著「野球場大事典」を
参考になんとか作成したものです。ただなにぶん白黒かつ非常に画質が
粗い資料をもとにしているためあくまで想像図とさせていただきました。
今後継続して鳴海球場の資料は探していき、追加情報が入りましたら
その時にはぜひ改訂したイラストをお見せしたいと思っているので
なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

あと写真が何枚かありますので一枚づつ、

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かつてのホームベースの位置からセンター方向を臨む。
ベーブ・ルース、ルー・ゲーリック 、三原脩、スタルヒンと
幾多の伝説の選手たちがこの位置に立ち名勝負を繰り広げたのかと
思うと鳥肌がたちますね。

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一塁側スタンド跡。
現在では自動車学校の待ち合い室や事務所などとして使用されています。

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本・三塁側スタンド(通称:伊吹スタンド)跡。
同じく待ち合い室や車庫として使用されているようです。
(一塁側、本・三塁側スタンドともに当時の座席に座ることはできません)

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野球場の跡地をそのまま自動車学校として使用しているので
現在でも教習コースに野球場独特な形状の名残りがあります。

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教習コースの見取り図を見るとわかりやすいですね。
ちゃんと扇型になっています。

最後に名鉄自動車学校の方に何か当時の資料は残っていないかと
尋ねたところ、あるにはあるが一般公開は行っていないとの回答。
そのかわりに近々、鳴海球場がテレビで取り上げられるとの
情報をいただきました。

6月29日(金)19:00〜 東海テレビ『西川きよしのご縁です!

管理人は関東在住なので残念ながら放送を観ることができませんが、
東海地方にお住まいで興味のある方はぜひご覧になって感想を
お聞かせください。あわせて私もこの場所を訪れてみたい
という方のために名鉄自動車学校の連絡先とJR名古屋駅からの
アクセス方法も載せておきます。
ただ普段はあくまで自動車学校として営業中です。
史跡の見学は教習の休み時間の間に限られるとのことなので
各自ご確認のうえお訪ねください。

成海璃子 写真集 『 RICO DAYS 』
成海璃子 写真集 『 RICO DAYS 』

名鉄自動車学校(鳴海球場跡)
住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町文木90 電話:052-891-4191

JR名古屋
| 徒歩約4分
名鉄名古屋
| 名鉄急行約15分
鳴海
| 徒歩約3分
鳴海駅前(バス停)
| 名鉄バス約1分
鳴海小学校(バス停)
| 徒歩約5分
名鉄自動車学校

でわでわ。


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